競りってなんのこと?
◆「せり」はどのようにするの?
市場を見学される多くの方が「せりが見たい!」とよく言われます。
水揚げした魚などに値段をどうやって決めているのかは、みんなが知りたいところです。
しかし、この「せり」の時間は同時に市場で最も忙しい時間でもあり、朝早いこともあって、なかなか皆さんが見るチャンスはないと思います。
ここでは、ほくせい市場で行われている主な「せり」の方法を紹介します。
- まず、鐘や笛、ブザーを使ってせりの始まりを知らせます。
- せり人は、せりにかける品物の種類、産地、量などを呼び上げます。
- せりをします。
品物を買いたい人は手振りにより値段をせり人に伝えます。
せり人は、買う値段を競わせその中で一番高い値段を付けた人に売り渡します。
(ここが、せり人の腕の見せ所です。)
このようにして、品物の値段は決まっていきます。
◆単位はどのようにして決めるの?
せりのときに、手振りだけでどうやって値段を伝えているのでしょうか。
実は品物ごとにある程度単位が決まっているのです。
例えば、まぐろキロあたり2,000円という意味で『2』と出すこともあれば、さんまの干物一枚200円という意味で『2』と出すこともあります。
その単位は、品物ごとに変わりますので、長年の経験が必要となります。
◆せり人とは?
せり人とは、卸売業者を代表して売買取引を行う人で、管理者への登録制となっています。
セリの手振り
手、指の動きで数字をあらわそう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
●1?5
元勢三重水産株式会社
課長 小川益一
●6?9
四日市魚市場株式会社
鮮魚部太物課係長 米倉輝之
1
2
3
4
5
6
7
8
9
●1?9
四日市合同青果株式会社
野菜部課長補佐 前田敏宏